研究室3年演習で霧多布高校を訪問し,観光をテーマにしたワークショップを開催

 1月24日に、研究室3年の演習で浜中町立霧多布高校を訪問し、地元高校生と大学生による浜中町での観光ツアー企画づくりをテーマにしたワークショップを開催しました。

 今年、研究室3年演習では、浜中町をフィールドに地元の人も外の人もハッピーになれるサスティナブルツーリズムをテーマに調査研究を行っています。今回は、2月に同町で予定されている最終研究発表を前に、浜中の将来のまちづくりの担い手である高校生の意見も聞きたい、(来年度の夏か冬にモデルツアーを実践してみたいと考えており)できれば企画の実践に高校生も巻き込みたい、ということで、同高校の全面的な協力を得て、ワークショップを開催する運びとなりました。

 ワークショップでは、大学生側から現時点での研究内容を紹介した後、グループに分かれて、大学生が進行役となる形で、高校生に地域外からの来訪者に紹介したい浜中の魅力・名所を出してもらい、それをもとに、道外から大学生等の若者が浜中を訪れたらどういうツアーを行うか、議論しました。

 今回も自分は横で見ていただけでしたが、(実践を視野に入れた)まちづくり活動の企画を大学生と地元高校生が一緒に議論するという取り組みは初めての体験で、けっこう新鮮なワークショップでした。

 大学生にとっては、自分たちが研究している内容を年下の世代に伝え、さらに彼らから意見を引き出し、それを形としてまとめることの難しさやおもしろさを実感できた貴重な機会になったのでは、と思います。

 また、同高校の先生方からは、高校生にとっては大学生の話を聞いたり、一緒に議論したりすること、地元のまちづくり活動に関する具体的な企画づくりを行うことは初めてで、普段の授業の時とは積極性が違っていた、という感想をいただきました。

 実際に、ワークショップ終了後、何人かの高校生からは、ツアーをするときは参加したい、という感想をもらったそうです。


 今回のワークショップの成果を、2月の最終研究発表にどのように活かすことができるか、楽しみです。ご協力いただいた霧多布高校のみなさま、本当にありがとうございました。